2018年感想~アニメ編~

こんばんは、なの兄です。


13日も経ちましたが、あけましておめでとうございます。


とは言いつつ、タイトルにもあるとおり今回は2018年のアニメでも振り返りたいと思います。

イベント編もやったし。

 


現時点でまだ秋クールを消化しきれていませんが、クール平均15本を観ることができ年間通してアニメを楽しめたのかな、と思っています。
新作アニメを年間約60本全て振り返る、というのはあまりにも酷なので、クールで1本ずつ自分の好きな作品を振り返ります。
いわゆる覇権ものを僕が振り返ってもなんだか面白みがないので、意図的に選んでいます。
ちなみに、タイトル後のカッコ書きは今回振り返らないが個人的のそのクールの好きな作品です。


冬 ダーリン・イン・ザ・フランキス(宇宙よりも遠い場所ヴァイオレット・エヴァーガーデン)

 

名前を持たないコドモたちが自ら名前をつけ、叫竜から身を守るオトナを救うための兵器が生きる意味を探していく、最終的にはそんな話だったのかと思います。
アニメオリジナルは当然原作がないため、視聴者全員がどんな作品かをほぼ全く知らない(知っていても公式が流している概要程度の)状態です。

そういう意味では、導入部分における世界観やキャラの状況等、進行するうえで必要な基本情報の演出がとても巧妙に描かれていました。
2クールだったこともあり、ヒロがストレリチアに乗れるようになったこと、ヒロとゼロツーの絆、ミツルやフトシとココロのパートナー関係から恋へ発展するまでの動き、ヒロ・ゴロー・イチゴの三角関係等様々なことを物語を進めながらも消化していき、テンポよく放送していたと思います。

個人的にはイチゴがすごく好きだったので最終的に報われたのが嬉しかったです。


EDが6曲もありましたが、なかでも最初のトリカゴが好きです。この歌詞から、コドモらは、例えばスカートの丈の長さであったり、例えば勉学であったり、例えば髪の毛の色であったりと自分の好きなように自由に生きたいと主張していることが最初の彼らの心情なんだなというのが終わった今だからこそとても理解できます。

 

30分のなかで最後まで見せ場を作ってくれた作品でした。

 


春 こみっくがーるず(多田くんは恋をしないシュタインズ・ゲート ゼロ)

 

(余談ですが、当初LOST SONGを書こうかと思いましたが、やめました。)

 

ということで、「きらら作品」が原作のアニメを選びました。
2018年も同作品系統からは、ゆるキャン△スロウスタートはるかなレシーブ、アニマエールの合計5作品放映されました。安定の本数ですね。

きららにはあまりない、キャラのナイーブなところが描かれているのがポイントかと思います。
例えば、かおすだと頻繁にボツになったりしますが、そこを乗り越えていくことが作中で描かれており、きらら作品において一般的に多いゆるふわな話が主体の中でもこみがという作品の核が持てているため、安定した楽しさがあったと思います。


そして、何より主題歌のMemoriesを褒めるべきだと思います。
落ちサビのかおすパート「こらえきれない悩みがいって一人ではどうしようもない壁になった」というのがかおすの状態(上述の通りボツが多かったりしていること)を表しており、それに対し寮生が「きっと怖くないよ一緒なら越えていこう大丈夫だよ」とかおすに伝えるところが温かさを感じます。

特にかおすは故郷で友達もいなく孤独を感じていた子なので、精神的にも物理的にもそばにいる寮という存在を存分に生かした歌詞になっていると思います。


ということで、きらら作品としてはとても見応えのある作品でとても楽しめた全12話でした。

 


夏 ハッピーシュガーライフ(Free! -Dive to the Future-、はねバド!)

 

もっと振り返るべき作品があったかとは思いますが、あまり観ている人も少なかったみたいなのでここで書きたいと思います。


「恋」もしくは「愛」とはどういうものか、というのを考えさせられた作品でした。
さとちゃんとしおちゃんの関係性による行動(さとちゃんがしおちゃんのことを人として初めて好きになったこと、それにより男遊びをやめたところ、しおちゃんはその愛をたくさんもらったことで過去を克服していくこと、結果しおちゃんも好きになっていくこと、しおちゃんがさとちゃんの意志を持って生きていくことになったこと)、太陽やあさひの愛するゆえの行動等、ここまでドロドロな様子になることを描く作品はあまりなかったかと思います。


さらにこの作品で注目すべきだったのが、声優さんの演技も一つでした。

特にしおちゃんとあさひ。

しおちゃんは久野美咲さんが演じられてましたが、今日において彼女のロリキャラの演技で右に出る者はなかなかいないな、と改めて思いました。

最近だと3月のライオンやベルゼブブ嬢のお気に召すまま。等でもかなりいい演技をしていましたし、僕が知ったのは俺妹からですが、ロリキャラの安定感がさらに増してきたかと思います。
あさひは花守ゆみりさんが演じられてましたが、どちらかと言えば可愛い系のイメージがあるなか、結城友奈シリーズの三ノ輪銀や転生したらスライムだった件のシズのようなかっこいい系もでき、そして今回は少年すらも演じられ、20代前半の中では幅広い演技ができる素晴らしい声優だと改めて思いました。

 

 


ということで、以上の3作品を振り返りました。
2018年はオリジナルがひときわ目立った気がします。
冬アニメの私的覇権である宇宙よりも遠い場所、春アニメの多田くんは恋をしないはオリジナルでしたね。


僕自身ラノベやマンガ、ゲーム等をあまり触れないため、オリジナル作品は原作がなく観ている人とフラットに話せるところがとても嬉しいです。


原作があるとアニメとの違いについて話されるとついていけなかったり、いわゆる原作厨が騒ぎたまにムカついたりといろいろめんどくさいので。(全部原作を知らない自分が悪い)


あと、どんな作品にも「作品を通して何を伝えたいか」というのがあると僕は思います。
ダリフラは生き物が殻を破ることの大事さ
こみがは小さな勇気を踏み出す力
ハピシュガは愛や恋とはどういうものか

他にもいろいろありますが、単につまんない面白い以外にもこういうものも感じとれればアニメを観ることがより楽しめるかと思います。


ということで、今回はこのへんに…。


あ、秋クールを振り返るのを忘れていました。
こちらについては、別途単体で振り返りたいと思います。

いつになるかは分かりません!

 


はい、改めて今回はこのへんで。


いつも心は虹色に!

 

なの兄