そこには愛が詰まっていた プリキュア15周年Anniversary LIVE

こんばんは、なの兄です。


どのように書けばいいのかが分かりませんが、思ったことを頑張って文字にしたいと思います。


2019年1月19日〜1月20日
中野サンプラザ
プリキュア15周年Anniversary LIVE ~15☆Dreams Come True!~

 

当初発表された時は「なんじゃこれwww」というぐらいにしか思っていませんでした。(ごめんなさい)


ただ、次々発表されていく出演情報で
「これは行くしかないな……」と思わせてくれました。

 

ライブ感想ももちろんですが、プラスアルファの部分も頑張って書きたいと思います。

まずはそのプラスアルファから。

 


・オタク人生の支えとなった作品

 

こういう表記は大げさかもしれないですね。
だけど、僕を知ってる人なら
「お前はプリキュアオタクだよ」
と言ってくれてるので、弱いオタクですがそうなのかもしれません。

 

一般に「アニオタ」や「声優オタ」と呼ばれるものがどういうのかが分かりませんが、僕が勝手に定義しているそれらの部類になる以前から、プリキュアという存在は知ってました。それも無印からです。

(今回は定義とかそういったものの内容は割愛します)

いや、むしろ一つのアニメとしてはアニオタになる前から好きでした。

 

僕がアニオタになったのは2008年ごろ。この頃にやっていたのは「Yes! プリキュア5 Go Go!!」。
ニチアサの放映時間中は部活で家にいなかったのに、なぜかあの手この手でそれまでのシリーズを含めて観ていた「唯一のアニメ」でした。

 

2008年ごろからのオタクのため、アニオタ歴は10年近くしかなく、それまでのアニメはジャンプ系等ですらほとんど知らずに育ってきましたが、プリキュアだけはシリーズ当初から知っている作品だったのです。

アニオタ(特に声優オタ)となってから、アニメを観る時の考え方が少しくすんでしまったように思えます(いわゆる「補正」的なものが生まれるようになっていった、という意です)が、それまで文字通り「ピュア」にアニメを観ていた作品がプリキュアでした。


そして、今日に至るまで全シリーズ全話観ていたか、と訊かれても快い返事はできませんが、その時その時の生活に合わせて可能な限り純粋に追いかけてきた作品でした。


前フリが長くなりましたが、以上のことから僕にとってプリキュアは純粋な気持ちに帰れる場所であり、ある意味支えになっている作品、ということになります。

 

 

 ・素晴らしい曲や演出だったプリキュアライブ

 

僕のプリキュアに対する位置付けはこんな感じということで、ここからは本題を中心に書きます。

 

1月19日の全体で1公演目「My Dream」では主に昔のプリキュアを、1月20日の全体で2公演目「Your Dream」では主に新しめのプリキュアを、全体で3公演目「All Dreams」では歴代全てのプリキュアを、それぞれテーマにしたライブ構成をしてくれました。


選曲や演出は1・2公演目が統一性を持ったものでした。

こんな感じです。


主にOPメドレー(TV尺)→主にキャラソン→主に映画の曲→EDメドレー(TV尺)→アンコール(DANZEN!ふたりはプリキュア 〜唯一無二の光たち〜 映画尺)

 

OPメドレーでたまにEDが混ざっていたのは、最初のメドレーで歌手全員出すためで、EDしか担当してこなかった方がいたから、というふうに捉えてます。


3公演目は、OPとEDのメドレーが長いため映画の曲が基本カットされる、といった感じでした。


本当は全部感想を書きたいのですが、それだとかなりきついのでいくつか抜粋して書きます。

 

以下、「曲名 / 歌手名(声優ならキャラ名含んだ形) / 披露された公演数」での表記とします。
(以後、この項目において個人名等は敬称略とさせていただきます。)

 

 

ありったけの笑顔で / なぎさ(本名陽子)&ほのか(ゆかな) / ①②③

 

これを書かずにはいられないと思います。
とにかく、エモいのひとことに尽きます


伝説の無印8話最後の場面の映像を流したあとに歌われた「ありったけの笑顔」。
ふたりは性格とかが真逆であるが、ふたりはプリキュアはふたりが揃わないと変身ができないのです。
そんなふたりのそれぞれの存在意義を表した曲を歌ってくれたことがとても嬉しかったです。

初期の曲は総じて名曲の集まりなので、いつかまたいろいろな曲が聴きたいです。

 


ガンバランス de ダンス 〜咲&舞 version〜 / 日向咲(樹元オリエ)&美翔舞(榎本温子) / ①③

 

Splas Starから5 Go Goまでの3年間で後期のEDとして使われてきたガンバランス de ダンスシリーズを誰がどのような形で歌うか、というのは個人的に気にかけていました。
開演前にこんなことも言ってました。

 

僕の短いイベント参戦歴で聴いたことがあったのは、希望のリレーバージョンで、それも正規のキュア・カルテットでした。
今後可能性が一番低いのを聴けていたので正直どれがきてもよかったのですが、その中であえて聴きたいなら、ということで選ぶと劇場版Splash Starバージョンのこれでした。

プリキュアのEDといったらダンスが定番になってますが、それの礎を築いたのはこれと言っても過言ではないと思っています。

そんな曲であり、個人的にも上述の通り一番純粋に観ていた時の曲でEDとしては一番を争うほど好きだったので、このような形で聴けて、そして踊れてとても幸せになりました。

選曲した方々、ありがとうございました。

 


ラブリンク / 吉田仁美 / ②③

 

ハピネスチャージされたあとの流れだったので、普通にくるとしたらドキプリOPだったのですが、ここでまさかのEDがくるとは、って感じでした。
今、冷静になって考えると吉田仁美の持ち曲でOPがないため、ここかスマプリで持ってくるのが普通の流れだということは分かります。
けど、まさかこれがくるとはって思いました。

 

以前黒沢ともよFIVE STARSのイベントで「この空の向こう」ではなく「ラブリンク」が披露されたことから、なんとなく好きであるということは知っていました。
けど、まさか(略)

 

結局、「満開*スマイル!」は歌われませんでした。ネット民が話題にしたスマプリを差し置いて。
まさか(略)

 

この曲、知っての通り変身で発する言葉が曲名になってるんですよ。
初期でいうところの「デュアル・オーロラ・ウェイブ!」です。
ドキプリと言えば、愛がテーマ。ラスボスですら浄化されて倒されます。
歌詞の中にも、「友達」「笑顔」「LOVE」といった、テーマに沿ったものが多く、さらにはレジーナとの関係性も表してるようなものも感じられます。

 

以前プリキュアをほとんど知らない友達とカラオケに行った際にプリキュアのED曲をいくつか歌ったら、その友達が「ラブリンクが一番元気になれる」と言ってくれました。


こんな温かい曲を貴重な機会で披露してくれたことに感謝します。

 


夢までふたり乗り♪ / 朝日奈みらい(高橋李依) / ②③

 

簡潔に書きます。
インタビューやイベント等で、高橋李依本人がみらい(ミラクル)のキャラソンで一番好きと言っていたものを歌ってくれてありがとうございます。
大大大大好き!!

 


リワインドメモリー / 五條真由美&宮本佳那子 / ③

 

これも書かずにはいられないかと思います。
出演声優全員による変身シーンの口上。
そのあとに歌ってくれました。
映画本編でもエールとブラック&ホワイトとの共闘シーンで流れており、演出も同様の流れにしてくれたことに震えました。

そこからスタートゥインクルの新曲を聴けた流れが最終公演に参加した人への「ご褒美」だと思います。

 


他にもいろいろ書きたいのですが、キリがないのでこのへんにしときたいと思います。

 

 

・出演者へ


こちらも全員へ書きたいのですが、少しだけに留めます。

本名陽子さん&ゆかなさん
多くは語りません。
ふたりがプリキュアで良かったです。いつまでもみんなの、そしてふたりの「なぎさとほのか」でいてください。


榎本温子さん
キュアイーグレットとして直接もらったサインは宝物です。オリエさんや咲の支えをやられたからこそ、Splash Starがあると思います。咲舞で言ってくれた「ぶっちゃけはっちゃけときめきパワーで絶好調!」は忘れません!!


高橋李依さん
朝日奈みらい/キュアミラクルを通して、一人の声優として応援するきっかけを与えてくれありがとうございます。
3公演目のコール&レスポンスでやったあなたの発言は忘れません。
またいつかあなたのみらいを見させてください!


工藤真由さん
おかえりなさい!2年前の卒業ライブでもしかしたら見納めなのかもと思っていましたが、また歌が聴けて嬉しかったです。スマイル go go!等いくつかは歌われなかったので、またいつかプリキュアのイベントで歌ってください!


宮本佳那子さん
古くは5から、そしてハグプリまで幅広く歌われており、そしてまこぴーとしてSONGBIRDも歌われ、3公演通して一番忙しかったかと思います。
そんなあなたがいたからこそ、初期メンバーと最近のメンバーの絆が深まったのかと思います。
プリキュアの架け橋になってくれてありがとうございます。


ここに書いた方以外にも、3公演で合計30名の歌手・声優が出演されました。

改めて、プリキュアを作ってくれてありがとうございます!!

 

 

・ライブ全体を通して

 

今までそれなりのアニメ作品を題材にしたオタクライブに参加してきました。


これほどまで出演者やファン、スタッフまでもが愛に満ち溢れた空間を築けたライブはないと思います。


それは、アニメ作品のライブとして、

アニメが好きという前提でこのライブが成り立っているということを大多数が把握していたこと、

15年という長い歴史を語る上で必要なピースがそれなりに揃っていたこと、

ライブ開催にあたって2年間念入りに準備を要したこと、

それ以外にも様々な理由があると思いますが、

一番は出演者やファンがプリキュアという作品を純粋に好きでいたことだと思います。

 

これだけの女性が出演されるライブ(例えばアイドル系の作品)だと、終演後「この娘可愛かった〜!」とか、別にライブ関係なくね?といった言葉が飛び交いますが、

今回は終演直後の現地やSNS上での感想を見る限りそのような言葉がほとんど見られず、作品へ真摯に向かっていた人が多かったのかと思います。

 

また、OPやEDをTV尺のメドレー形式にしたことやMCを少なめにしたり、自己紹介で当然のようにキャラ声でやったりしたことにより、こども達を飽きさせないという配慮が見られたのも、ファン含めてこのライブを作っていくというものが感じられました。

 

特に宮本佳那子さんに関しては、新旧それぞれのメンバーに対し総合的に一番距離が近く接することができることから、懐かしい話で大人の心も掴みつつ今のメンバーを含めたこども向けの発言も見られたのがすごく良かったと思います。

 

 

今回は初めての大型での記念ライブということで、こどもも含めた観覧であったため、約2時間が理想の時間だったと思います。
もし次回があるのであれば、例えばこども向け専用の回と大きなお友達専用の回を分けることや、時代及び出演者をより限定的にしての開催等、少しアレンジしてみたら違う楽しみ方が生まれるのではないでしょうか。

 


とにもかくにも、

約2時間でここまでのボリュームのライブを開催していただきとても感謝してます。すごく楽しかったです。

 

 

プリキュアとは

 

そんなこんなで、ライブの感想をダラダラと書いてきましたが、最後に僕が思うプリキュアをまとめます。

 


プリキュアとは、こどもへの夢や希望等を与えてくれるものであり、大人も学ぶべきものがあるものだと思います。


プリキュア以外でも、例えばニチアサに関してはそんなものばかりだと認識しています。
その中で、僕自身はたまたまプリキュアという作品が肌に合ったので今日までこの作品に触れることができました。

 

 

よくプリキュアの視聴感想のブログを見かけることがあります。
批判も含め書いてあることに的外れなことはあまりないと思います。みなさんよくまとめられてるな、と。
けど、プリキュアはあくまでこども向けのアニメであり、大きなお友達向けではないのです。
確かに伏線が回収されなかったり、敵のやっつけ方が雑になったりする時もあります。
けど、そこはあくまで童心に帰って捉えるべきだと僕は思います。
テレビ越しで「プリキュア、頑張れー!!」と応援することで十分だと思います。

(僕も人間であり、たまにそういうところを出してしまう時があるので、その度に反省しています…。)

 

 

大人になってしまった僕らですら、濁った心を浄化してくれるのがプリキュアです。
友達とはなにか、仲間や家族の大切さ、辛いことを乗り越えることや恐怖に立ち向かう精神、こういった生きていくうえで大事なことを改めて教えてくれるのがプリキュアです。
こどもに「このように育ってね」と伝えるものの、自分も改めて学ばされるのがプリキュアです。


彼女達は敵を倒す強さはもちろんですが、それ以上に人間として正すべき道へ進む意志の強さがあります。


そんな彼女達やその物語をこれからも見守り、そして愛していきたいと思います。

 

 


そういう視点で捉えると、大人である我々も考えさせられる作品となってるので、あまり観たことがない方もぜひ観てみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

ということで、来月から16年目に突入します。
主題歌もキャストも発表されたので、いよいよって感じですね。
またこれからもこども達に夢や希望を与えてください。

そして、これからも長く続く作品であることを心から祈っております。

 


いつものようにまとまりもなく長くなりましたが、今日はこのへんで。

 

 

ありがとう&あいしてる!!

 (ふたりはプリキュア Max Heart 後期ED「ワンダー☆ウィンター☆ヤッター!!」より)

 


なの兄